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2018.05.31

スマホ育児って良くないのかしら? 家事で忙しいときは、つい子どもに動画を見させちゃうの。

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スマホ育児って良くないのかしら? 家事で忙しいときは、つい子どもに動画を見させちゃうの。

子どもにスマホを使わせるときの適切なルールって?

家事で忙しくて、娘にかまってあげられないときは、スマホを渡してアニメ動画を見ておとなしくしていてもらうこともしばしば。最近は、子どもでも当たり前のようにスマホやタブレットを使っているし、小学生になったら子ども用スマホを持たせる家庭も多いと聞くわ。でも、小さなころからスマホに触れさせるのって、子どもにとってあまり良くないんじゃないかしら? 難しい問題よね……。そう言えば、ご近所に住んでいる相模女子大学准教授の七海陽さんは、「子どもと情報メディアのあり方」について研究をしているみたい。ぜひ、意見を聞きたいわ!

お母さん

お母さん

うちの娘は普段おてんばだけど、スマホで好きなアニメ動画を見ている時間だけは静かにしていてくれるの。でも、幼いころからスマホで遊ばせるのってあまり良くないイメージもあって……。やっぱりもう少し大きくなってから使わせる方がいいのかしら?

七海さん

七海さん

スマホで長時間遊ばせるのは控えた方がいいですが、デジタルメディアがこれだけ浸透している時代で、まったくスマホに触れさせないというのも現実的ではありません。それに、スマホは使い方次第で子どもの興味や関心を広げるツールにもなります。子どもは、大人が思っている以上に生きる力が備わっているんですよ。スマホを使って“学ぶ機会”を与えながら、大人がしっかり使い方を見守ってあげるのが理想的ですね。

お母さん

お母さん

スマホが教育の一端を担うこともあるのね! ちなみに、スマホを触らせるのはどれくらいの時間を目安にしたらいいの?

七海さん

七海さん

2〜5歳の場合、1日1時間以下の使用にすることを推奨しています。子どもの成長に重要な睡眠時間と体を動かして遊ぶ時間とのバランスを取りながら、スマホを使う時間を決めてあげてください。また、この時間にはタブレットやゲームなども含まれます。メディアに触れる時間のオンオフの習慣づけをしていくことが大切です。

お母さん

お母さん

なるほど! うちの子はスマホでアニメを見るのが好きなんだけど、子どもが見ても良い動画ってどういったものなのかしら?

七海さん

七海さん

NHK教育テレビ「Eテレ」で放送されているような内容を参考にするのがいいですね。気をつけることは、子どもにスマホを預けっぱなしにして放置しないこと。目を離している隙に子どもにふさわしくないコンテンツを見てしまう懸念があるのはもちろん、親子のコミュニケーション不足になってしまう可能性があります。親が一緒に動画を見ながら、子どもの反応に受け応えしてあげるのが大切ですね。それが、子ども自身の学びにつながると思います。

お母さん

お母さん

ギクッ……! 子どもが黙ってスマホを触っていたら「チャンス!」と言わんばかりに、掃除や洗濯をしていたわ。反省しなくちゃ! 子どもは何に対しても吸収する能力が長けているから、目に入るものを大人がきちんと選定してあげるのが大切なのね。ちなみに、最近流行っている子ども向けのプログラミングアプリはどうなのかしら?

七海さん

七海さん

お子さん自身が興味を持っているのならば、与えてあげるのもいいと思いますよ。図工が好きな子なら、“どういうふうに組み立てれば目的を達成するのか”という思考を養える機会だと思います。ただし、アプリを使用する前に開発元や提供元の企業を調べて、「保護者の方へ」という注意書きがあるかや、その内容を大人が確認してから遊ばせるようにしましょう。信頼できる企業ほど、保護者による設定や制限を促す注意書きがあります。それを基準にして使うアプリを選択するのもひとつの方法です。

お母さん

お母さん

アプリも親がしっかり確かめてから、子どもに与えるべきなのね。あと、うちでは子どもに何歳ぐらいからキッズ用携帯電話を持たせるか、夫と相談中なの。七海さんの意見も聞かせてもらえるかしら?

七海さん

七海さん

思春期、つまり中学生になる前にキッズ携帯を持たせて、スマホを使う練習をさせてあげるのがいいかもしれないですね。

お母さん

お母さん

スマホを使う練習とは、具体的にどういうことかしら?

七海さん

七海さん

思春期からスマホを持ち始めると、子ども同士がどんなやりとりをしているのか把握しづらいですよね。だからこそ、まずは通信する相手を制限できるキッズ携帯を渡して、親子間でコミュニケーションの練習をしてみましょう。その中で「こういう表現は相手を傷つけるかも」というアドバイスをしてあげるといいですよ。

お母さん

お母さん

親に反抗し始める年ごろになってからだと、アドバイスをしても素直に聞き入れてくれなさそうよね……。必要なところは親が介入して、子ども自身が考える伸び代もしっかりと残すということが大切ね。今日聞いたことをもとに、子どものスマホの使い方を見直してみるわ!

まとめ

家庭でスマホの使い方ルールを決める

家庭でスマホの使い方ルールを決める

家庭によって違う子どものスマホの使い方。七海さんが監修した「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」(https://www.child-safenet.jp/selfcheck/)のセルフチェックをしてみたら、やっぱりうちも改善点する余地がありそうね。子どもがスマホを使うことで新しい世界を見て視野を広げられるよう、親として正しいスマホの使い方を教えてあげなくちゃ!

助けてくれたご近所さんは…
相模女子大学 子ども教育学科准教授

相模女子大学 子ども教育学科准教授

七海陽さん

IT企業を退職後、フリーで「情報化社会での子どもの育ち」や「デジタルメディアと子どもの発達」に関する執筆、講演などの活動を行う。2005年に浜松大学こども健康学科専任講師を経て、2009年より相模女子大学子ども教育学科へ。2013年より准教授を務める。

http://www.sagami-wu.ac.jp/faculty/arts_sciences/edu/teacher/details/nanami_yoh.html

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