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2018.05.25

夏場になると、お弁当に雑菌が繁殖しないか心配なのよね……。

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夏場になると、お弁当に雑菌が繁殖しないか心配なのよね……。

雑菌を増やさないお弁当作りのポイントって?

年々暑さが厳しくなっている夏。毎朝作るお弁当が、お昼になったら雑菌が繁殖していないか心配だわ。夫は会社にある冷蔵庫に入れているみたいだけど、娘の幼稚園では常温で放置しているから、食中毒にでもなったらどうしよう……。あ、そうだ! ご近所に住んでいる料理研究・栄養士の阪下千恵さんに、菌の繁殖を防ぐお弁当作りのポイントを、聞いてみようかしら。

  • お母さん

    お母さん

    この時期、お弁当の中の雑菌が特に気になるの。そもそも雑菌はどうやって繁殖するの?

  • 阪下さん

    阪下さん

    食材に潜んでいる細菌が、活動しやすい環境になったときに増殖するんですよ。ほとんどの細菌は35度前後で活発になるので、夏場は注意が必要ですね。特に子どもは、大人より細菌に対して耐性が少ないことに加え、腐っている食べ物を正確に判別できなかったりもするので、大人が気をつけてあげることが大切です。

  • お母さん

    お母さん

    夏場の温度では細菌が元気になりやすいのね! この時期にお弁当に入れないほうがいい食材ってあるの?

  • 阪下さん

    阪下さん

    生もの、特に生野菜は避けたほうがいいですね。浅漬けなども注意したほうがいいです。また、半熟のものや汁気が多いものも危険ですよ。煮物を入れる場合は、しっかり水分を飛ばしておきましょう。ハムやかまぼこも加熱したほうが安全です。ちなみに、ミニトマトならヘタを取って水滴を拭けば、問題ないですよ。

  • お母さん

    お母さん

    へえ! 煮物は、夏場と冬場で少し調理の方法を変えたほうが良さそう。ほかに、細菌を繁殖させないお弁当作りのコツはあるかしら?

  • 阪下さん

    阪下さん

    生肉の汁が野菜に付かないようにするなど、調理時の衛生状態に気を配ることが大事です。また、ほとんどの菌は75度の熱で1分間加熱すると死滅するので、きちんと火を通してください。お弁当に詰めるときは、なるべくおかず同士をくっつけないように入れることも大切ですね。水滴も細菌を生む要因になってしまうので、おかずを作るときは、冷ましてからお弁当に入れましょう!

  • お母さん

    お母さん

    なるほど……。調理の工程からお弁当箱に詰めるときまで、気を付けるポイントがたくさんあるのね。

  • 阪下さん

    阪下さん

    保冷剤を、お弁当箱の上に乗せるのもおすすめです。最近では、保冷剤を入れるスペースがフタに付いているお弁当箱や、蓋自体を冷やしておくと保冷剤の役割をしてくれるものもあるんです。あとは、補助的な細菌対策として、梅干しの混ぜご飯を入れてあげるのはいかがですか? 梅干しは、接している面の腐敗防止効果があるとされているんですよ。

  • お母さん

    お母さん

    暑い日には、夏バテ防止も兼ねて梅干しを入れてあげるといいわね。そういえば、実家に梅の木があったような……。

  • 阪下さん

    阪下さん

    それなら、ご自分で梅干しを作ってみるのはどうでしょう? 市販のものでもいいとは思いますが、自分で作れば素材にもこだわれますし、なにより安心できますよ。ちなみに、梅干し作りに使う粗塩は、にがりが含まれている「伯方の塩」がおすすめですよ! にがりが入っていると、塩の浸透圧に負けないので、皮は破けにくくしっかりと保ちながら、果肉はしっとりジューシーに仕上がるんです。

  • お母さん

    お母さん

    梅干しって、作るのに時間も手間もかかるイメージだから、なかなか手が出せないのよね……。

  • 阪下さん

    阪下さん

    そう思われる方も多いと思うのですが、意外と簡単ですよ。フリーザーバックでも作れるんです。まず、完熟梅を水に一晩つけてアクを抜きます。次に、フリーザーバックに梅と塩を入れて、1日1・2回ほど軽く揺すって、2週間ほど冷暗所で保管します。その後、天気の良い日を選んで外に3日間ほど干したら完成です。赤シソがあれば、天日干しする前に塩でもんでから、フリーザーパックの中に一緒に入れてくださいね。また、漬けた時に梅から出梅酢も即席漬けやドレッシングなどの調味料としても使えます。

  • お母さん

    お母さん

    あら、意外と簡単なのね! 漬物容器も買わないといけないのかと思っていたけど、フリーザーパックでできるなら、作ってみるわ!

  • フリーザーパックで簡単に作れる梅干し

    ①完熟した梅をよく洗い、水にひと晩つけてアク抜きをした後、竹串でヘタを取る

    ②梅の水気を取り、1つ1つに塩をすり込んだ後、フリーザーパックに梅と梅の20%ほどの塩を入れる

    ③1日1・2回、フリーザーパックを軽くゆすって全体に塩を行き渡らせ、2週間冷暗所で保管。

    ④天日干しを3日ほどしたら完成

    材料
    梅(黄色く熟したもの)…1㎏
    伯方の塩(粗塩)…200g

まとめ

調理工程から保管まで、気を配ることが大切!

調理工程から保管まで、気を配ることが大切!

阪下さんに教わったとおり、お弁当を作っているときは、その都度まな板を洗ったり、しっかり加熱をしたり、おかずのラインナップにも気を付けるようにしてみたわ! おすすめしてくれた保冷剤付きのお弁当箱も買っちゃった。梅干しを作るって重労働なイメージだったけど、意外と簡単でびっくり! これから梅干し作りは、毎年の恒例行事になりそうだわ!

助けてくれたご近所さんは…
料理研究・栄養士

料理研究・栄養士

阪下 千恵さん

外食大手企業、無農薬・有機野菜・無添加食品などの宅配会社勤務を経て独立。現在は、書籍、雑誌、企業販促用レシピの開発、HP、テレビ等の料理レシピ作成、食育関連講習会など幅広く手がける。

https://www.料理研究家.net

紹介したグッズ

伯方塩業/伯方の塩 1kg(粗塩)

¥400/☎089-943-4140

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